Cu-beというスピーカーの話

Cu-beというスピーカーを買ってとても気に入ったのでその話を書いておく。

メーカーは千万音という長野の工房。山本さんという職人の方がほとんど一人で作成されている様子。

そもそもスピーカーを買おうと思ったきっかけは、夜寝る前などに音楽を聞いてリラックスしたいと思ったからだった。今、ブルートゥースのイヤホンやプリンと呼ばれるゼンハイザーのヘッドホンは持っているが耳が痛くなったり圧迫感がある。スピーカーは2,000円ぐらいで適当に買ったものしかなく、リラックスするには音質が物足りなかった。

スピーカーを買うなら、木のスピーカーと決めていた。好きなカフェにスワンという木製のスピーカーが置いてあって、その音がとても好きだったからだ。

ただ、木製スピーカーで調べても、スピーカーの一部にあくまで見た目要素でお飾りの木目が入っているようなものしか今まで見つけられなかった。

だから、千万音さんのホームページを見たときは「これだ!!!」と思った。

ホームページには、ものづくりの姿勢やスピーカー作りのコンセプトがしっかりと書かれていた。「生演奏の感動を届けたい」という想いがとても素敵だなと思い、購入に至った。

実際に届いて今も聞いているが、音がめちゃくちゃいい。アコギ・ピアノ・バスドラムあたりの音がよく響いて、目を閉じると生演奏の空気が確かに感じられる。音に丸みがあってぷくっと膨らんでいて、聞いていて気持ちがいい。

特にアコギの音はすごい。押尾コータローの曲とかを聞いていると、ギターのアタックオンやボディを叩いた時の空気感がかなり再現される。

本当に素晴らしいスピーカーです。

 

スピーカーが郵送で届き、箱を開けると手紙と共にりんごが2つ入っていた。

手紙には手書きで、「秋の夜長、この時期の味わいのリンゴを合わせてどうぞお召し上がりください」と書かれてあった。

こんな人が作るスピーカー、良い音がするに決まってる。